赤坂ヒストリーPart.6
街が育んだ老舗と史跡めぐり
赤坂の地名の由来については、紀州藩中屋敷に沿った赤坂見附から喰違い見附まで続く坂のあたりに茜の花がたくさん咲いていて、茜坂が赤坂になったとか、周辺一帯の土が赤土だったからとか諸説がありますが、赤坂はいつの時代も上ったり、下ったりと坂の多い町でした。坂の上のお屋敷町の生活スタイルや、溜池沿いに発達した花柳界の文化などが赤坂の老舗を育んできました。高級、上品、華やか、繊細、きめ細やかさなどなど。これは赤坂の伝統となり、文化となって今に受け継がれています。まさに地形とライフスタイルが生み出した伝統、文化といえるかもしれません。
●赤坂サカスへの通路も黒塀を意識
路地の似合う町 赤坂・一ツ木
赤坂一ツ木通りの魅力の一つは路地にあります。路地には表通りとは違った表情をもったお店があり、一ツ木のまた違った魅力を私たちに教えてくれます。