赤坂ヒストリーPart.4
赤坂の伝統と文化赤坂の土地の記憶と匂い
赤坂鎮守の森 江戸七氷川筆頭 赤坂氷川神社
赤坂っ子の氏神さま
「厄除け」「良縁・縁結び」「家内安全」「商売繁盛」
粋な黒塀 江戸の墨
京都の五色(錦)、大阪の三彩、江戸の墨
京は華麗な錦。黒白緑黄赤の五色を使いながら上品にまとめるセンスの良さ。
大阪は唐三彩や織部焼に見られる三彩使いに由来し、三色を有効に使い、鮮やかに着こなす。
江戸の墨と四十八茶百鼠
江戸では黑が極上とされ、白に至る鼠色のグラデーションに茶と紺を加えたモノトーンを良しとします。即ち四十八茶百鼠。ちょうど、雀の羽の様に四十八色の茶色と黒から白に至る百色の鼠色こそ、江戸の美学だそうです。かつての日本家屋を見ると、屋根は甎で黒、板塀は茶色で、畳はベージュ。障子や襖は白ですから、住居も街も四十八茶百鼠で構成されていました。赤坂にもかつての黒塀の街並みを思い起こさせる意匠があちらこちらで見られます。